『お揃いおむつの着物撮影会』(4)完
🕑 Added 2024-05-22 05:56:44 +0000 UTC
七章 帰宅後の始末(37ー45)
37 帰宅して
帰路、寧々子と桃子はゆっくりと、叔母さん達の後ろを付いて歩いた。二人とも、濡れたおむつを股に挟んでいるので、どうしてもぎこちないヨチヨチ歩きになってしまった。
濡れたおむつが股間からずり下がってくるのか、桃子は道の真ん中で、着物の裾の中に手を突っ込んで、蟹股になりながら、おむつの位置を調節した。
「寧々子お姉ちゃん、おむつ、落ちそうにならない?」
桃子は、前方の叔母さんに聞こえないように、小声で言った。
「いや、私は大丈夫」
「へえ、そうなの。お姉ちゃんの方がいっぱい濡らしたはずなのに」
「それはね、私のおむつはテープでしっかり留まってるからだと思うよ」
「そういうこと。そっちのおむつの方がいいかもね」
今日一日で両方のおむつを穿いた寧々子は、(どっちがいいかな)と考えていると、前方の叔母さんが、
「二人とも、もうちょっと急ぎなさい」
と注意したので、慌てて足を速めた。
家に到着した。
玄関で下駄を脱いで、部屋に上がると、ドッと疲れが出た。出発してから帰宅するまで、非常に長い時間がたったように感じたが、時計を見ると、実際には二時間程度だった。
(さあ、着替えだ。どうなるかな)
寧々子はドキドキしてきた。隣の桃子もそんな感じの顔をしていた。
この後の展開について、寧々子は色々な可能性を想像した。
まず、一番軽く済む場合としては、叔母さんは少し驚くだけで、お小言もされず、何事も無かったかのように淡々と着替えさせてくれるという対応が考えられた。
しかし、最悪の場合としては、「お姉ちゃんなのに、どうしておもらしなんかしたの」などと言われて、きつく叱られるという恐れもあった。普段やさしい叔母さんにそんな風に叱られたら、泣いてしまうかも知れないと、寧々子は体がゾクゾクした。
(どちらかな?もちろん、叱られるのは嫌だけど、かと言って、おもらしの事実を無視されるのは、それはそれで、ちょっと物足りないような気もする・・・)
寧々子は、おもらしを少々馬鹿にされるぐらいは当然だろうと、覚悟した。
しかし、叔母さん達は、二人をほったらかしにして、荷物を片付けたりして、着物を脱がしにかかる気配は全く無かった。そして、なぜか、和室の畳の上にカメラの三脚を立て始めた。
(あれ?また撮影?)
「ねえ、また私達の写真撮るの?」
「そうだよ、折角の機会だからね、部屋の中でも撮るよ」
(そういうことか)
おむつ替えはしばらく先送りにされて、寧々子はちょっと肩透かしされた気分だった。
今回の撮影は、さっきと違って、精神的にちょっと落ち着いていたので、カメラに向かってニッコリと微笑む余裕さえあった。しかし、立ったポーズから、座布団に座らされると、お尻の下で濡れたおむつがギュッと股間に当たって、「おうっ」と声を上げそうになった。ただ、表情だけは、何事もないかのような澄まし顔をつくろった。
38 まずは桃子から脱がされる
「はい、いいよ。これでおしまいね」
叔母さんのその一言で、今日一日の着物撮影会は締め括りになった。
(いよいよ着替えだ。どうなるだろう)
寧々子と桃子は顔を見合わせた。
しかし、おもらしの事など何も知らない叔母さん達は、淡々と着替えを開始した。
まずは、叔母さんは桃子の着物から脱がせにかかった。慣れた手付きで帯を解くと、さっと脱がして、呆気ないほど一瞬で、桃子は下着姿にされた。
叔母さんは脱がした着物を大きな棒みたいなハンガーに掛けて、壁に吊った。再び振り返って、インナーシャツとおむつだけの姿の桃子を見ると、
「あら、そうだったね。二人ともおむつ穿いてるんだったね。忘れてたよ」
と驚いたように言った。叔母さん自信が穿かせたおむつなのに、その程度の認識でしかないようだった。
叔母さんは何気なく、桃子のお尻をポンポンと叩いたので、身を縮めるようにして立っている桃子はビクッと体を震わせた。叔母さんは、
(あれ?)
という顔をした。おむつにちょっと触れただけで、そこに異常があると気付いたらしい。今度は、もっとジックリと掌を当てると、何かを確信したらしく、少し不審顔になった。
「桃子ちゃん、あなた、おむつ濡れてない?」
桃子は黙ってジッとしていた。叔母さんは独り言のように続けた。
「どうしたのかな。水遊びで濡れたのかな」
その口調は弄んでいるのではなく、本気のようで、まさか、おむつが濡れた原因はおしっこだとは、思いもよらなかったらしい。
「どこかで濡らしたの?でも、着物は濡れてなかったよねぇ・・・」
叔母さんはまだそんな事を言っていた。桃子はもう黙っていられなくなったようで、とうとう自ら口を開いた。
「おしっこしたの・・・」
それを聞いて、叔母さんは、本当に驚いたようで、しばらくの間、絶句した。
他の叔母さん達も皆集まってきた。
「おしっこしちゃったの?ほんとに?脱がすよ」
叔母さんは桃子のおむつに指を掛けると、膝の辺りまで一気にずり下ろした。
桃子の両足の間で、薄黄色に染まったおむつの内側が皆の目に晒された。
39 二人のおもらしがバレる
「あら、あら」
叔母さん達は一斉に驚きの声を上げて、各々が思い思いの感想を述べた。
「おしっこもらしちゃったの」
「グッショリじゃない」
「やっぱり、おむつしといてよかったねー」
など、口々に言った。
ただ、その口調は、桃子のおもらしを責めているというよりは、ふざけてからかっているという感じだった。小二の桃子がおむつを濡らしても、大人たちの反応としては、そのように茶化す程度にしかならないのだろう。
しかし、桃子は幼過ぎて、そういう機微がわからず、叔母さん達のからかいを真に受けてしまった。くやしそうな表情をして、一方的に言われ続けるのは、もう我慢ならないというように、
「だって、寧々子お姉ちゃんもしたんだよ」
と言ってしまった。
寧々子は、自分のおもらしがバレるのは時間の問題だとは覚悟していたが、いきなりこんな形で暴露されて、ギョッと驚いた。しかし、「違う」とも言えないので、言葉に詰まって黙っていたので、叔母さん達には、それを肯定したと受け取られてしまった。
叔母さん達は、「まさか?」というように、顔を見合わせて、そして探るように小声になった。
「寧々子ちゃん、本当?おしっこしたの?」
「そうだよ。寧々子お姉ちゃんもおむつ濡れているよ」
横から桃子は大声で言った。
「桃子ちゃんはそう言っているけど、そうなの?寧々子ちゃん?」
「・・・うん」
寧々子は消え入りそうな声でかろうじて答えた。
「じゃあ、あなたも、今穿いてるおむつ、濡れてるのね?」
「・・・そう、濡れてる」
寧々子も着物を脱がされた。露わになったおむつを探られて、それがタップリのおしっこでグッショリになっているという事実を皆に知られた。
今日一日で二回もおもらししてしまった寧々子に対しては、叔母さん達も、さすがに「まあ」と呆れたような顔をした。そして、今度は寧々子が叔母さん達のからかいの対象になる番だった。
「寧々子ちゃんもおもらしかあ・・・」
「二人とも、いつしたの?さっきから、ずっと濡れたおむつ穿いてたってこと?」
「おしっこしたかったら、そう言ったらよかったじゃない」
濡らしたおむつを穿いている状態でこんな事を言われると、寧々子もちょっとうろたえてしまって、
「うう、だって最初に桃子ちゃんがしたいって言ったんだよ。それで二人で一緒にしようって決めて・・・」
と言い訳にもならない事を口走った。
40 桃子のお願いはおむつ
(今から、どうするつもりだろう?)
寧々子はビクビクしていた。
しばらく間、叔母さん達は顔を見合わせていたが、やがて、
「二人ともお仕置きが必要だね」
と言った。
(ウソッ?)
寧々子は耳を疑った。しかし、それが冗談である事は、叔母さん笑っている表情から読み取れた。
(なんだ、冗談か)
しかし、二人そろってのおもらしに、叔母さん達が驚き呆れているのは事実だった。特に寧々子に対しては、厳しい視線を向けているようだった。
「もう、しょうのない子たちね。じゃあ、まずは桃子ちゃんを先にするから、寧々子ちゃんはちょっと待ってなさい」
まずは叔母さんは桃子の世話を優先した。
桃子は、濡れたおむつを両足から引き抜かれて、下半身丸出しの裸にされた。
叔母さんは、水で濡らした手ぬぐいを用意して、桃子の体を拭いた。やけに力を込めて、お腹から足の間までゴシゴシと擦った、寧々子は股間を拭かれながら、何度か眉を寄せて、「んっ」と声を発していたが、素直に大人しくしていた。
「こんなもんかな。綺麗にしたよ」
「ありがとう。でね・・・」
「何かしら?」
「あのね、ちょっとお願いがあるの」
「お願いって?」
「私ね、寧々子お姉ちゃんと同じおむつがいい」
「同じおむつ?あのおむつを穿きたいの?」
「うん。だってそっちの方が可愛いし。それに、寧々子お姉ちゃんも、そっちおむつの方がいいって言ってたよ。そうだよね?」
寧々子は、急に話を振られて、
「えっ・・・、う、うん」
と慌てて同意した。
「いいよ、じゃあ、穿かせてあげる。でも、ちょっと待ってね、寧々子ちゃんの体も綺麗にしてあげないと」
叔母さんはそう言うと、桃子を下半身すっぽんぽんのままで留め置いて、寧々子の世話に取り掛かった。
41 四つん這いで体を拭いてもらう寧々子
叔母さんは寧々子の前に膝をつくと、濡れたおむつに触れて、掌でジックリと撫でまわすと、感心したような声を上げた。
「おー、おむつタプンタプンだ。いっぱいおしっこしたんだね。我慢できなかった?」
「う、うん」
寧々子は赤くなってうなずくしなかった。
「じゃあ、替えてあげるね」
叔母さんは寧々子のおむつを脱がそうとしたが、そのおむつがテープタイプだと気付いて、手を止めた。
「寧々子ちゃん、ゴロンってしようか」
(ゴロン?ああ、寝そべるってことか)
寧々子はすぐに理解して、畳の上にお尻をついた。すると、叔母さんにおデコを押されてたので、そのまま畳の上に横たわって背中をつけた。その横で正座した叔母さんは、無言で素早く、ビリッ、ビリッとおむつの左右のテープを剥した。
「アンヨを開こうね」
叔母さんは再び幼児語を使って、寧々子の両方の太ももを持ち上げて、左右にグッと開かせた。
(アンヨか・・・。叔母さん、私を小さい子供みたいに扱ってる・・・)
寧々子はそう思いながらも、なされるがままに素直に開脚した。
次の瞬間、おむつの前がペロンと捲られた。素肌の股間とおむつの内側が同時に露出されて、寧々子は反射的にビクッと身を固くした。
寧々子は頭を浮かせて、自分のお腹越しに、足の間のおむつを覗いてみた。それは畳の上に長く伸ばされて、全体的に黄色くグッショリ染まっていた。
(おむつの中はこんなんだったのか・・・。私、これをさっきまで穿いていたのか・・・)
寧々子は、おしっこまみれの股間が外気に触れて、ヒヤヒヤするのを感じながら思った。ふと見上げると、すぐ傍で桃子が見下ろしているのに気付いた。
(おしっこで染まったおむつと、私のお股を見られている・・・)
寧々子は思わず少し股を閉じかけたが、すぐさま叔母さんに、
「だめよ、こうしておきなさい」
と言われ、再び両ももをグッと開かされた。
濡れたおむつをお尻の下に敷いて、両もも開いて寝そべっている寧々子の姿を、しばらくの間、叔母さんは満足げな表情で眺めていたが、
「拭いてあげるね」
と言って、さっき桃子の体を拭いた同じ手ぬぐいで、寧々子の体を拭き始めた。
寧々子の瑞々しい肌は手ぬぐいで擦られると、キュッ、キュッと鳴った。叔母さんは、敏感な場所でも結構な強さで拭くので、寧々子は、そこを手ぬぐいが通過するたびに、「わぅっ」とくぐもった声をもらしてしまった。寧々子は「叔母さん、ちょっと手を緩めて」と言いたくなった。しかし、
(おもらしの罰として、こんな風にゴシゴシきつく拭かれてるのかも・・・)
と思うと、反抗する気持ちが萎えてしまった。
なされるがままに、念入りに拭かれ、叔母さんに上体を起こされた。寧々子は、潤んだ目と上気した顔で、もう終りかと思っていると、
「次はお尻を拭くね」
と言われ、今度は促されて両膝立ちの姿勢にされた。
「もっと、足を開いて」
背中側に回った叔母さんに言われ、膝立ちの両足を開くと、手ぬぐいがお尻の間に当てられた。
「ひゃっ」
さっきと同じような強さでお尻全体をグリグリと拭かれた。
「もうちょっと前屈みになって」
と、叔母さんに背中を押されて、上体を倒された。自然と、寧々子は両手をペタンと畳につけたので、四つん這いになった。
「しばらくそのままでいてね。あと、もうちょっと、お尻をあげて」
寧々子の側には、さっきまで穿いていたおむつが広げられたまま放置されていた。寧々子は横目でそれを見ながら、ハイハイの格好を取らされて、後ろに回った叔母さんに、高く突き出したお尻を拭いてもらった。
寧々子は、わざわざ振り返らなくても、後ろからは桃子が見ている事は分かっていた。
(うう、こんな格好、桃子ちゃんには見られたくないなぁ・・・)
しかし、いやでも何でも、寧々子には、その格好でしばらく耐えるという選択肢しかなかった。
「大体拭けたかな」
四つん這いになっている寧々子の背中に、叔母さん声が降ってきた。
(ようやく拭き終わった)
寧々子は楽な姿勢に移ろうとした。しかし、叔母さんは、
「乾かした方がいいから、しばらく、そのままでいなさい。替えを持ってくるね」
と言い残して、部屋から出て行った。
(そのまま?なんで私だけがこんな姿勢を?私はお姉ちゃんだから?)
寧々子は納得がいかなかった。しかし、叔母さんの言いつけなので、しかたなく素直に四つん這いのままでいた。すると、桃子が、
「お姉ちゃん、いつまでそんな恰好してるの。もう拭いてもらったでしょ」
と不思議そうに訊いた。
(だって、叔母さんにそうするように言われたんだから、しょうがないでしょ?)
寧々子はムッとなった。しかし、
(あれ?もしかして、『そのまま』って、下半身を裸のままでっていう意味か)
と、すぐに自分の勘違いに気付いた。
「うん、そうだね、分かってる」
寧々子は赤くなりながら、適当にごまかして、起き上がった。
42 裸を見つめ合う二人
部屋には寧々子と桃子の二人だけが残された。二人ともインナーシャツを身に付けているだけで、おむつを脱がされた下半身は丸出しだった。
(なんか、気まずいな)
寧々子は正座を崩したような姿勢で、ぎこちなく畳の上に座っていた。
桃子の方をチラリと見ると、桃子は歩き疲れたためか、畳の上にお尻をペタリとつけて、だらしなく両足を前に投げ出していた。太ももの間の隙間からは、プックリした小さな丘も、可愛い割れ目も、丸見えになっていた。桃子本人はそういう格好を恥ずかしがっている様子はなかったが、あまりジロジロ見るわけにもいかず、寧々子は目のやり場にこまった。
(桃子ちゃん、股間を全開にしてるけど、全然隠そうとしてないな)
むしろ、寧々子はその清々しい態度にちょっと感心した。
(そうか、女同士だから、見せ合っても別にいいのか・・・)
寧々子も、桃子の態度にならって、足を前に投げ出して、同じような格好になった。お互いにそこが相手の視界に入るようになった。
二人ともジロジロとは見ないものの、見合っていたのは確かだった。寧々子も、目を凝らして桃子のを見て、そして自分のを見下ろして、二つを見比べたが、どっちもツルリとして無毛で、あんまり違いは無いようだった。
(まあ、違わなくて当たり前か・・・)
そのまま、何となく見るともなく見ていると、不意に桃子は姿勢を変えて、右膝を立てて、その膝にアゴを乗せた。足の間を見ると、割れ目からは、うっすらとピンク色の部分が覗いていた。
(桃子ちゃん、はしたないな・・・。そんな座り方して、恥ずかしくないの?)
そう思いつつも、寧々子の視線はそこに釘付けになった。あまり露骨に見てはいけないと思いつつ、誘惑に駆られるままにそこを凝視した。寧々子は近眼気味だったので、目を細めて見ているうちに、桃子と視線がぶつかった。
(うっ、見てたのがバレちゃった)
しかし、意外にも、桃子はニコリとした笑顔を返した。桃子の子供っぽい純真さに、寧々子の方が逆に照れてしまった。
(ふーん、見られても嫌じゃないのか。小二ってまだそんなもんか・・・。どうしようか。「足を閉じなさい」って、注意して上げた方がいいかな)
寧々子は思った。しかし、自分自信も下半身裸なので、そんな事を言うのも変かと思い返した。
(いや、待てよ、もしかして、ワザと私に見せ付けている?)
桃子のノンキそうな顔が、「寧々子お姉ちゃんって、恥ずかしがり屋さんなんだね」とでも言っているようにも思えてきた。
寧々子は、自分だけ変にコソコソ隠すのは、逆にヤラシイような気がしてきた。そういうはしたない格好を平気でできる桃子に対して、寧々子はムラムラと対抗心が湧き出てきた。
(よし、じゃあ、私も・・)
寧々子はゴクリと唾を飲み込んで、座り直す振りをして、こわごわと右膝を立てた。同じように片膝を抱くような姿勢で座って、二人は向かい合って、股を見せ合う形になった。寧々子は背筋にゾクゾクとした奇妙な快感を覚えて、体の奥がジュンとなった気がした。
「寧々子お姉ちゃん」
さっそく桃子はしゃべりかけてきた。
「どうしたの」
寧々子は、内心ビクビクしながら返事した。
「さっきから、私の真似してるでしょ」
「真似?どういうこと?」
「だって、さっきから私と同じような格好してるじゃない。私が足を前に投げ出したら、お姉ちゃんもそうしたし、私が膝を立てたら、お姉ちゃんもそうしたよね?」
「・・・いいでしょ。そんなの、私の自由でしょ」
「そう?じゃあ私はこうするよ。真似しないでね」
と桃子は言うと、座り方を女座りに変えた。その結果、寧々子だけが、片膝を立てた姿勢のままで取り残された。
(ちょっと変な事になっちゃったな・・・。まさか罠とかそういうのじゃないよね。桃子ちゃんはそこまで狡賢くはないはずだけど・・・)
いずれにせよ、寧々子は一方的に股間を見られるという状況になった。桃子にその辺りをジッと見られて、嫌だなと思ったのは確かだが、同時に、さっきよりもさらにドキドキと鼓動が高鳴ったのも事実だった。
43 交互にウチワで体を扇ぐ
畳の上には、二つの使用済みのおむつが放置されていた。寧々子は無言で見比べた
さっきまで愛用していたおむつなのに、いったん使用済みになってしまえば、もうぞんざいに扱われているのが、何となく物悲しかった。
桃子のおむつはパンツタイプなので、こじんまりとまとまっていたが、寧々子のおむつはテープが剥されて、グネグネと横長に伸ばされていた。内側の状態も一目瞭然で、黄色くグッショリ濡れていた。
(恥ずかしいな。けど、わざわざ、折りたたむ程の事じゃないし・・・)
寧々子が何を見つめているのか、桃子も気付いた。
「ふふ、お姉ちゃんのおむつの方がいっぱい濡れてるね」
「そ、そうかな」
「そうだと思うよ」
桃子は身軽に、寧々子と自分のおむつを摘まみ上げた。左右の手に提げて、重さを比べた。
「やっぱり、こっちが断然重いよ。ほら、自分でも持ってごらんよ」
桃子は、デロンと長くぶら下がっているおむつを、寧々子の顔の正面に突きつけた。
やむなく、寧々子はそれを受け取ると、持つ手にズシリときて、二枚のおむつの重量の差は明らかだった。
(よくこんなのずっと穿いていたな)
寧々子は自分でも感心した。桃子は、
(ほらね?)
というような顔をしていたので、寧々子は、ちょっと憎らしくなって、
「そりゃあ、私の方が体格が大きいんだから、そうでしょ」
と言い返したが、それだけではまだ気分がすっきり晴れなかった。
濡れたおむつもブヨブヨとした感触だったが、桃子の裸の下腹も同じように柔らかそうだった。
「桃子ちゃんのお腹、脂肪でプニプニだね」
寧々子はそこを摘まんでやった。
「やん、それはお姉ちゃんだって、そうでしょ」
桃子も反撃して、寧々子のへその横の肉を摘まんできた。手加減なしの強さでつねられたので、寧々子も「んっ」と叫んでしまった。
二人でお腹を触り合っていると、桃子の方がくすぐったがりで、堪られなくなって、背中を向けて、畳の上を這って逃げていった。部屋の隅まで行って、
「くすぐりっこは、もうおしまいね」
と、一方的に決めた。
そして、桃子は、部屋の棚に置いてあったウチワを手に取った。
「いいものがあった。寧々子お姉ちゃん、いっぱいもらしたから、お股、ビシャビシャに濡れてるんでしょ。扇いで乾かしてあげるよ」
桃子は寧々子の体をウチワでパタパタと扇ぎ始めた。
寧々子は裸の下半身に涼しい風を感じながら、しばらく突っ立っていたが、しかし
(こういう事は、お姉ちゃんの私の方がしなくちゃ)
と気付いた。
「私もしてあげる」
桃子の手からウチワを奪うようにして取って、今度は、寧々子が桃子を扇いだ。桃子はインナーシャツの前をくつろげて、お腹も見せて、前を扇がせた。
「あー、涼しい」
寧々子はしばらく扇いでいると、桃子はクルリと振り返った。
「前は乾いたから、次は後ろもやって」
言われた通り、寧々子は、桃子の背中側に回って、小振りなお尻を扇いであげた。しかし、自分からやり始めた事ではあるが、相手の言いなりになっているのがシャクで、また、ちょっかいを出したくなった。
「桃子ちゃん、ちょっと座ってくれる?」
「座る?こう?」
桃子は畳の上にお尻をつけてしゃがんだ。
「この辺も乾かしてあげるよ」
寧々子はしゃがんだ桃子の股を前から扇いだ。ウチワを近付けて、露骨にそこを狙って扇いだ。しかし、 さすがの桃子も恥ずかしがって、足を閉じようとした。
「ほら、お股をひらきなさい。乾かさないとダメでしょ」
寧々子は膝をつかんで、半ば力づくで、いやがる桃子の両足を開かせようとした。
「もう、寧々子お姉ちゃん、強引なんだから」
桃子は照れながらも、結局は股を開いた。
しかし、寧々子は丸見えになったそこを不必要な程に長く扇いでいたので、桃子は、
「もう、いいよ」
と言って、股を閉じた。
「乾いた?」
「うん、乾いた。次は私がやる番だよ」
桃子はそう言うと、寧々子からウチワを奪い返して、寧々子をしゃがませて、同じ目に遭わせようとした。寧々子は抵抗したが、桃子は、
「いやがらないの」
と、いっぱしの口をきいて、さらに、叔母さんの口真似をして、
「ほら、ハイハイして」
などと言った。寧々子は口ではイヤイヤと言いながら、しょうがないなあと、半ばあきらめて、畳の上に手をついて、しばらく、お股に後ろからの風を感じた。でも、やっぱり、すぐに恥ずかしくなった。
寧々子は立ち上がろうとした。しかし、桃子は、
「まだだよ、次は前ね」
と言って、体を押し被せてきた。寧々子はその重さを支えきれず、へたばった。
「ひゃあ、ちょっと桃子ちゃん、重いよ・・・」
寧々子が起き上がろうとした所へ桃子は、さらにのしかかってきた。二人とも畳の上に倒れて、足を絡ませて、じゃれあった。
そんな事をしていると、向こうから足音が聞こえきた。
「あ、叔母さんだ」
二人は同時にピタリと動きを止めた。
予想通り、叔母さんが襖を開けて、顔を覗かせた。
「何かしてた?ドタバタ音が聞こえてたよ」
「ううん、何も。ね?」
「うん、ふふ」
二人は膝立ちで、お互いの腕を取り合ったまま、見つめ合って、笑みを交わした。何か良からぬ事をしていたのはバレバレだったが、追及はされなかった。
44 ワセリンを塗ってもらう
「体、乾いた?」
叔母さんは二人の顔を見て訊いた。
二人はうなずいた。さっきお互いにウチワで扇ぎ合ったので、十分すぎる位に乾いていた。
「じゃあ、また横になって」
寧々子は、なぜ横になるのかと思いつつ、素直に寝そべった。桃子も、そんな顔をしていた。
「これを塗ってあげる」
叔母さんは二人の疑問に答えるかのように、小さい丸いプラスチックの容器を見せた。
「何、それは?」
桃子が訊いた。
「ワセリンだよ」
「ワセリンって?」
「これを塗るとね、お肌が綺麗になるのよ」
「ふーん」
「桃子ちゃんも、寧々子ちゃんの横に並んで、寝なさい」
二人は並んで横になった。
仰向けに寝て、天井を見つめていたが、真横なので自然と手と手が触れ合った。どちらからともなく、指を絡ませ合って、自然に手をつないだ。それを見て、叔母さんは微笑した。
「そうして、手をつないでいなさい」
叔母さんはまずは桃子から塗り始めた。股を開かせて、そこに膝を割り込ませるように座った。ワセリンの容器のフタを開けて、指を中に突っ込んだ。
桃子もパンツも穿いていない下半身裸の状態なので、後はそのまま塗るだけなので簡単だった。
叔母さんは人差し指を桃子の下腹に触れた。その瞬間、桃子は「うっ」と声を上げて、身をよじった。
「わぁ、くすぐったいよっ」
「我慢するのよ」
叔母さんは片手で桃子の腰を押さえながら、人差し指を足の間で上下左右に動かして、ワセリンを塗りこんでいった。
最初は桃子は恥ずかしがって、笑い声を上げながら体をグネグネさせていたが、叔母さんの手が股の中へ進んで行くにつれて、「あっ」とか「ふっ」という際どい声に変わっていった。
敏感な場所の周囲をグリグリ触られて、恍惚となっている様子は、横で見ている寧々子にもよく分かった。
(桃子ちゃん、ワセリン塗りこまれて、気持ちよさそう)
桃子は声を上げる度に、つないでいた寧々子の手をギュッ、ギュッと強く握った。
「じゃあ、次は寧々子ちゃんに塗ってあげるね」
寧々子は少しこわいなと思いつつも、同時に期待を抱いた。
さっきと同じように、叔母さんは寧々子の足を開かせて、その空間に膝を進めた。ワセリンを乗せた指先が、寧々子の下腹に触れた。
(うっ、くすぐったい・・・)
寧々子はビクッとなったが、叔母さんは構わず、グリグリと肌に塗りこんでいった。
(うわ、すごい)
指先にはすごい強い力がこもっていた。そのまま、下腹から、足の間へ降りて行った。くすぐったさに加えて、別の感情がゾクゾクと湧いてきた。
股間の中心は直には触れられず、その周囲を指先で撫でられるのが歯がゆかった。
寧々子も「んっ」と声をもらして、つないでいた手にギュッと力を込めた。
その後、叔母さんは、まだ恍惚状態の二人を起き上がらせて、畳に手を尽かせて四つん這いにさせた。二人は素直にその姿勢になった。一緒に、後ろからお尻にもワセリンを塗ってもらいながら、見つめ合って微笑んだ。
45 お揃いのおむつを穿く
肌の塗ったワセリンが畳に付かないようにと、寧々子と桃子は立たされた。
叔母さん、パンツタイプのとテープタイプの二種類のおむつを用意して、二人に見せた。
「どっちがいい?桃子ちゃんは、こっちのテープのがいいんだよね」
「うん」
「寧々子ちゃんは、どっちにする?」
(私が選ぶの?でも、どっちと言われても悩むなあ。桃子ちゃんは貰い物の幼児っぽいテープタイプのおむつでいいとして、私はどっちかというと、パンツタイプの方がお姉ちゃんっぽいかな・・・)
そう言おうとしたら、桃子が口を挟んだ。
「お姉ちゃんも、私のと同じのを穿こうよ」
寧々子はそう頼まれれば、
(まあ、そうしようかな)
という程度の煮え切らない態度だった。そのため叔母さんの方で決めた。
「じゃあ、二人とも、こっちでいいね。お揃いでいいじゃない」
叔母さんはテープタイプのおむつを二枚を畳の上に丁寧に広げた。
「じゃあ、どっちから先に穿く?」
「桃子ちゃんが先でいいよ」
寧々子は桃子を先にさせた。
「桃子ちゃんが先ね。じゃあ、この上に横になりなさい」
桃子は叔母さんに誘導されながら、広げたおむつをお尻の下に敷くようにしてしゃがむと、畳の上に背中をつけて横たわった。
叔母さんは、桃子の両足を開かせると、股の間のおむつをグッと引っぱって、下腹に当て、左右のテープを留めた。あっという間に、桃子はおむつを穿かされた。
桃子は当たられたばかりのおむつを撫でながら、自分の下半身をしげしげと眺めていた。
「どう?」
叔母さんの質問に、
「んー・・・。ちゃんと穿けてる」
と桃子は満足げな様子だった。
立ったままの寧々子はその一部始終を見下ろしていたが、
(実に素早いもんだ)
と感心した。そして、寧々子は自分だけ裸なので、急に心細くなって、自分も早くおむつに包まれたいと思った。
「じゃあ、次は寧々子ちゃんね」
叔母さんは寧々子に今から穿かせるおむつを提示した。
「う、うん」
「これでいいね?」
「うん、穿きたい」
寧々子はちょっと、声が裏返ってしまった。
寧々子も、さっき見た通り、自らそのおむつの上にしゃがんで、横たわった。
(さあ、ようやくおむつを穿かせてもらえるぞ)
しかし、ちょっと場所がずれていたようだった。
「寧々子ちゃん、ちょっと横にずれて」
(ずれる?えっと、どうしたいいのかな?)
寧々子が寝ながら思っていると、いきなり両方の足首を叔母さんにつかまれた。
(えっ、何?)
と思う間もなく、叔母さんは寧々子の両足を持ち上げたので、腰が浮いた。
「ああんっ」
寧々子はさすがに声を上げた。しかし、いきなりの事で、寧々子は抗う事もできなかった。
叔母さんは冷静に、寧々子のお尻の下のおむつの位置を調節した。
「寧々子ちゃん、赤ちゃんみたいでかわいい」
「赤ちゃんじゃないもん」
寧々子はその格好を取らされながら、かろうじて言った。
「はい、もう足を下ろすよ」
「早く穿かせて」
「はい、はい」
叔母さんはおむつを当てて、素早くテープを留めた。
(穿けた・・・)
「はい、終わったよ。いい子だったね」
寧々子は上体を起こすと、叔母さんに頭をナデナデされた。
傍て立っている桃子はニヤニヤ顔で、寧々子を見下ろしていた。
寧々子は赤ちゃん扱いされて、心中穏やかではなかったが、お姉ちゃんらしく、何も言わず、グッと黙って耐えていた。
八章 おむつ姿の撮影会(46-49)
46 おむつ姿で撮影
「お揃いだね」
二人はインナーシャツを胸まで捲り上げて、お互いにおむつ姿を見せ合った。
寧々子も腰を突き出して、おむつを見せつけている時、ふと思った。
(あれ、そういえば、何で私までパンツじゃなくて、おむつを穿かされたんだろう?)
今になって、寧々子はそのおかしさに気付いた。さっき穿かされる時、不思議な事に、パンツではない事に違和感を全く覚えなかった。
(ずっと穿いてたから、おむつで慣れてしまったのかな・・・)
ただ、理由が何であれ、今さらパンツに穿き替えたいとも言い兼ねた。しかし、まあ、いいかと、寧々子はあまり深刻には考えなかった。
自分のおむつ姿を見下ろしながら、そんな事を思っていた寧々子だったが、ふと顔を上げると、叔母さんは仕舞ったはずのカメラを再び戸棚から取り出して、ダイヤルの調整などをしていた。どうやら叔母さんは、急遽、撮影を思い付いたようだった。
「なんでまたカメラ出してるの?」
「また二人を撮ってあげるよ」
(撮るって、この格好で?)
躊躇している寧々子だったが、叔母さんは、
「いいじゃない、おむつ穿いてても、寧々子ちゃん可愛いよ」
と普段と変わらない様子だった。
可愛いと言われれば、お世辞だと知りつつも、寧々子はついつい頬が緩んでしまった。しかし、一応は、
「こんな格好で撮るのって変じゃないかな?」
と確認した。
「あら、どうして?全然、そんな事ないよ」
叔母さん本心でそう言っているらしかった。
(うーん、そんなもんかな・・・。桃子ちゃんはともかく、私もそういう扱いなのか・・・。いやぁ、でも、やっぱり、どうかな?)
寧々子は煮え切らなかった。ただ、叔母さんには、濡らしたおむつをやさしく替えてくれたという恩があるから、あまり強く拒絶もできなかった。
(さっき川の中でもおむつ丸出しのお下品な写真を撮ったんだから、もう一緒かな。着物の裾の下からおむつが見えているという状態よりも、おむつが丸出しの方が、逆にまだましかも?)
寧々子は考えていると、シャッター音が聞こえた。
(わわっ、まだ撮っていいなんて言ってないよっ)
まだ心の準備が整っていなかったので、驚いて、俯いた。
「寧々子ちゃん、顔、上げて」
叔母さんにそう言われても、寧々子はしばらく下を向いていた。しかし、叔母さんは撮りながら、
「可愛いよ、二人とも可愛いよ」
と何度も言って、おだてた。その口振りが面白かったので、寧々子は思わず笑ってしまった。
(まあ、いいか。折角の機会だから、思い出を記念に残すのはいい事かな)
「顔をこっちに向けて―」
寧々子はとうとう顔を上げた。そして、言われるがままに、桃子と手をつないいだり、抱き合ったりというポーズを取って、撮影をこなしていった。
47 庭に出て撮影する
撮影は一段落して、叔母さんはカメラをいじっていた。
(もう終りかな?)
寧々子は思っていると、叔母さんは、
「外へ行こうか?」
と何気なく言った。
「外へ?」
「うん。外って言っても、お庭ね」
寧々子は、最初は何の事だろうと首をひねっていたが、やがて、おむつのまま庭に出て、そこで撮影するという意味だと分かった。
(庭へ、この格好で!?)
寧々子はその大胆な提案に驚いた。寧々子と桃子は二人で、
(どうする?)
というように顔を見合わせた。
「男の子達には、部屋から出ないように言っとくから」
叔母さんは言うものの、そう簡単に「じゃあ、そうする」という気にはならなかった。
しかし、桃子は気軽に、「いいよ」とうなずいて、叔母さんも「じゃあ、行きましょう」と言って、桃子と二人で、庭に降りるため縁側へ向かっていった。
それを見て、寧々子も、
(しょうがないなぁ)
というように、しぶしぶ、その二人の後をついて行った。
(他の人は誰も見てないわけだし・・・)
寧々子は自分に言い聞かせて、縁側から庭に降りた。
午後の日差しはまだ強かった。寧々子は空を見上げて目を細めた。
インナーシャツとおむつだけの姿で、日の光を浴びるのは変な気分だったが、やがて、体はポカポカと温まって、いい気分になってきて、当初の恥ずかしさも消え、寧々子はうーんと伸びをした。
「この辺でいいかな」
叔母さんは、庭の植え込みの前に、敷物を敷いた。
そこに二人を座らせると、早速撮影を始めた。
叔母さんは、何枚か撮ると、さりげなく、
「二人とも、それも脱ごうか」
と言った。
「それって何の事?」
「インナーシャツ」
(えっ?)
寧々子は声を上げそうになった。しかし驚いたのは寧々子だけで、桃子は素直にインナーシャツを頭からスポリと抜き取った。
(もう、しょうがないなぁ)
心の中で再び言って、寧々子も同じように脱いだ。
おむつ一枚になると、体が少しブルっと震えた。それは寒さのためだけではなかった。
「寒くないよね?」
叔母さんは寧々子に訊いた。
「大丈夫」
「じゃあ、さっきみたいにして」
今度も二人は横に並んで、手を取り合って、カメラの方に顔を向けた。
インナーシャツを脱いで、おむつ一枚の裸でいると、寧々子は何だか心細くなってしまった。
(あまりベタベタすると嫌がられるかも知れない)
と思いつつも、無意識的に桃子の方へさりげなく身を寄せて、遠慮気味に肩をくっ付けた。
しかし、桃子は嫌がらなかったし、むしろ、桃子も寧々子の方へ身を寄せてきた。
二人は腕を絡ませ、抱き合った。素肌の胸を寄せ合い、おでこをくっ付けて、お互いの吐息が感じらえる位にまで顔を近付けた。
桃子の体は柔らかくて温かかくて、そして子供っぽい良い匂いがした。寧々子は桃子の胸へ顔を埋めて、鼻孔いっぱいにその匂いを吸いこんだ。
(ああ、いい匂い)
寧々子はおむつ一枚の桃子が愛おしいく思えた。
「桃子ちゃん、可愛いね」
桃子も同じような気持ちになっていたようで、
「お姉ちゃん・・・」
と言って、もっと強く抱きついてきた。
寧々子は桃子の背中まで腕を回して、ギュッと抱いて迎え入れて、頬をスリスリと擦りつけた。唇を耳につけて、小さい声でささやいた。
「桃子ちゃん、私、桃子ちゃんの事、好き・・・」
「私も」
桃子は微笑んでコクリとうなずいた。
しばらくの間、寧々子は桃子の体を抱いて、夢心地の中でその肌の温もりを感じていた。そのうち恍惚とした気持ちになってきて、おむつの中で何かがジュンと潤びれた。
叔母さんは寧々子と桃子を温かく見守りながら、二人の少女が抱き合っている様子をカシャカシャ撮った。
寧々子は、そのシャッター音がどこか別の世界から響いてきているかのような錯覚を覚えた。
48 おむつからパンツへ
日も暮れて、もうそろそろ親戚宅から自宅へ帰る時間になった。
寧々子は持ち物をまとめて、帰る準備を済ませた。時計を見ると、帰りの電車の時刻までには、もう少し時間があった。
(もうさよならか。ほんと、今日は色々あったなぁ)
寧々子が感慨深く思っていると、叔母さんがやって来た。
「寧々子ちゃん、忘れ物はないようにね」
「うん」
「送らなくても、お家まで一人で帰れるよね」
「大丈夫だよ」
すこし間を置いて、叔母さんは思い出したように言った。
「そういえば、寧々子ちゃん?」
「何?」
「今も、まだおむつ穿いてるんだったけ?」
「え・・・」
いきなりの質問に寧々子は黙ってしまった。
しかし、叔母さんは頓着せず、寧々子のスカートの中に手を突っ込んで、その中のおむつを確認した。
「寧々子ちゃんが何も言わないから、忘れてたよ。着替えとこうね」
「う、うん・・・」
寧々子はかろうじて答えた。
(そうなの。替えるの。ちょっと、名残り惜しい気もするけど・・・)
寧々子は定見はなく、佇んでいると、早速、脱がされた。すでに帽子もかぶって、上着も羽織っていたが、その状態のままで、その場に寝かされ、スカートを捲られた。
叔母さんは、露出したおむつに触れた。その瞬間、少し表情を変えた。
「ちょっと、濡れてるね」
驚いたように言った。
(え?)
寧々子は起き上がって確かめようとしたが、叔母さんはそれを制して、そのまま左右のテープを剥して、おむつの前をガバリと開いた。寧々子は前をはずされてヒヤッと感じた。
「汗かいたかな?」
叔母さんは笑いながら言った。
「多分・・・」
寧々子はそのはずだと思ったし、そうであってほしいと思った。しかし、脱がされたおむつの内側をチラリと見ると、ちょっと黄色かったような気もした。寧々子は見なかった振りをして、ジッとしていた。叔母さんは何も言わず、その「汗」で濡れた股の部分を丁寧に拭いてくれた。
「替えのパンツ持ってくるね」
叔母さんは脱がした濡れおむつを持って、一旦部屋から出て行った。
寧々子は下半身裸の状態で、一人物思いに沈んだ。
(あれは、汗だよな・・、たしか)
自分に言い聞かせながら、しばらくそのまま待っていたが、やがて、叔母さんはパンツをぶら下げて、戻ってきた。
「このパンツでいいかな?」
しかし、そのパンツに見覚えはなかった。
「あれ、そのパンツは?」
「ああ、そう、これも渡しておかないと。寧々子ちゃんのパンツ、洗ってあげたのよ。で、まだ乾いてないから」
叔母さんはビニール袋を寧々子に渡した。その中には生乾きのパンツが入っていて、それは確かに今朝自分が穿いてきたパンツだった。
(パンツにちょっとちびっていたから、洗ってくれたのか)
寧々子は恥ずかしさでもう何も言えなくなってしまい、素直に桃子のパンツを受け取った。
「そのパンツ、桃子はもう使ってないから、返さなくいいよ」
「うん、わかった」
それはアニメ柄の幼稚なパンツだった。寧々子は気まずい思いで、それに足を通した。しかし、穿いてしまうと、裸でいるよりはマシなので、ほっとした。
(ふう、ようやくいつもの服装に戻った)
しかし、そのパンツは絵柄も小さい子向けだが、大きさもそうで、ちょっと窮屈のような気もした。寧々子は心の中で、さっきまで穿いていたおむつを懐かしく思った。寧々子はスカートの中を気にして、モジモジしていた。
「寧々子ちゃん、そのパンツどう?」
「うーん、ちょっときついかな。まあ、穿けるんだけどね」
その謎めいた発言に、叔母さんはしばらく考えていたが、その本意を理解したようだった。
「寧々子ちゃんは、おむつの方がいいのかな?」
「・・・」
寧々子は微妙な笑みを示した。
叔母さんは部屋から出て行った。すぐに戻ってきたが、その手には三枚のおむつが握られていた。
「じゃあこれも上げるね」
「・・・ありがとう」
寧々子はお礼を言うべきなのかちょっと迷ったが、一応は言っておいた。
「そのパンツ、どうしても気になるなら、着替えなさい。今ここでじゃなくても、帰り道の途中でも、替えたらいいから」
「うん」
「駅のお手洗いとかでも替えられるでしょ?一人でできるよね」
「できる」
「このおむつはカバンに入れとくからね」
寧々子は三枚のおむつの入ったカバンを提げて、親戚宅を後にした。
帰りの電車内はほとんど乗客はおらず、ガラガラの空いていた。
寧々子は窓際の座席に座って、窓ガラスにもたれかかりながら、外の景色を眺めて、色々と物思いに耽っていると、急におしっこを催して、もらしそうになった。
(そうだ、今はパンツを穿いてるんだった。おむつじゃないんだから気を付けないと)
寧々子は気を引き締めた、かろうじて、おもらしは回避できた。
49 思い出の写真を眺めて
一週間が経過した。
親戚宅でのあの出来事は、学校生活や日常生活を送るに中で、すでに思い出の一つに過ぎなくなっていた。
ある日、寧々子が部屋で勉強していると、ママに居間へ呼ばれた。
「なあに、ママ」
「寧々子、着物の写真、送ってきたよ。見る?」
居間のテーブルの上には、分厚い封筒が置いてあって、差出人として叔母さんの名前が書いてあった。
「うん、見る見る、開けるね」
寧々子は早速、開封した。中には写真がたくさん入っていた。
一枚一枚めくっていくと、写真の中では、着物姿の寧々子と桃子が澄ました顔で並んでいた。
(へえー、着物ってこんな感じなのか)
自分で自分の姿を見ても、綺麗だなと思って、内心感嘆の声を上げた。
(あっ、そうだ。もしかして、あの格好の写真は?)
おむつ姿で写真を撮られた事を思い出して、それをママに先に見られないようにと、パラパラめくって調べた。しかし、普通の着物姿の写真ばかりで、幸いな事に、際どい写真は入っていなかった。
(よかった、叔母さん、配慮してくたんだ)
寧々子はホッとして、二人でじっくり見ていると、ママが一枚の写真を取り上げた。
「この写真、あなた、やけに不機嫌な顔をしてるね。もっとニッコリすればよかったのに」
それは神社で撮った写真だった。
(ああ、これは、おむつを濡らした直後だったから、ふてくされてブスッとしてるんだよな・・・)
寧々子は、内心ヒヤヒヤした。しかも、その写真をよく見ると、寧々子の腰の部分は少し膨らんでいるようにも見えた。
(バレないとは思うけど、一応は・・・)
寧々子は、その一枚を写真の束の中に紛れ込ませた。
しかし、親戚宅にはそれらの写真は保管されているのだろうし、それどころか、叔母さんと桃子に見られているという可能性は十分にあった。
そこからの連想で思い出した。親戚宅からの帰り際に叔母さんにもらったおむつは、まだそのままカバンの中に入れっぱなしだった。
寧々子は、そのおむつを捨てるつもりはなく、何らかの形で使うつもりだった。しかし、どうやって使うかまでは、まだ決めていなかった。
(今すぐ使うつもりはないから、ゆっくり考えればいいや。でも、カバンに入れっぱなしだと、ママに見つかるかも知れないから、どこか別の場所に移しておくか)
寧々子は自分の着物姿の写真を見ながら、それだけを心の中で決めた。(完)