弓道部のアイドル系美少女と僕と韓国人25
🕑 Added 2021-08-05 14:04:07 +0000 UTC
ベッドルームでは、ジュンインが奈緒の肩を抱き寄せ、向かいのビルに沈む夕日を眺めていた。
「奈緒、いきなり呼び出してごめん」
ジュンインは真剣めかした顔で奈緒にそう語りかける。その口調は、奈緒をしてジュンインの「本気」を十分に感じさせるものだった。
「私は全然大丈夫です。ここにきてからも色々あって驚いたけど、ジュンインさんは普通の高校生じゃないですもんね。あのくらい当然なのかもって思うようにします」
「普通の高校生じゃない、か」
ジュンインは眩しそうに目を細める。思わずジュンインの顔色を伺った奈緒は、ジュンインの目に涙が滲んでいるのを見て驚いた。
「どうしたんですか?ジュンインさん」
「奈緒は俺みたいな人生羨ましいって思う?」
「そりゃ、ジュンインさんみたいにかっこよくて、まだ私と同じ17歳なのに世界で活躍するスターでって考えたら……ちょっと羨ましいです」
「そうだよな。でも、俺もたまにただの高校生、ただの17歳に戻りたくなることがあるんだ」
こんなありきたりなセリフは、日本のアイドルが言ったら白けてしまうだろう。しかし、ジュンインのやや韓国なまりの入った日本語での告白は奈緒の心を打った。(この人は助けを求めているのかもしれない)奈緒は本能でそう思った。
「さっき奈緒は俺のこと誤解されやすいって言っただろ?」
「はい」
「あれ、本当かもしれない。みんなの目に映る俺は、完璧でクールな超人かもしれない。だけど心では泣いているんだ。いつも寂しくてたまらない。誰かがそばにいて欲しいと思っている」
奈緒はぎゅっとジュンインのシャツの裾を握った。こんなに大きいジュンインが小さな子犬のように見え、愛しくてたまらなかった。心の掣肘がなければ今すぐにでもジュンインを両の手で包み込んであげたい気がした。
「ジュンインさん……」
そう奈緒が呟き、ジュンインに寄り添った瞬間をジュンインは見逃さなかった。それは、はるか上空を悠然と飛んでいた鷹が、地上で休む野うさぎを見つけて猛然と食らいつくようなものだった。
「奈緒!」
「あっ、ちょっと……ジュンインさん」
奈緒の視界がジュンインの胸で塞がれる。呼吸ができないほどジュンインが体を押し付けてくる。奈緒の顔はジュンインの胸に無様に潰れてしまう。
「大丈夫、大丈夫、だから……」
ようやくジュンインの肩の上からひょこっと顔を出した奈緒が、なだめるようにしてジュンインの背中をさする。大きくて、暖かい、韓国人の背中だ。自分と同い年の男の子でも、これほど「オス」を感じるのだと、奈緒はジュンインの匂いを鼻いっぱいに吸い込みながら思った。
気がつくと、奈緒の下腹部のあたりに当たる硬い感触がある。奈緒はその熱い感触を子宮にまで感じたような気がした。毎夜の「日課」が頭をよぎる。体の奥がきゅーっと熱くなって、子宮が降りてきて、そうして奈緒の秘所はじんわりと湿った。大きなペニスを勃起させたオスと、小さな膣を濡らしたメス。その二人が抱き合っているのだ。ここから先の展開は自ずと知れていた。
「奈緒、俺を慰めてくれる?」
ジュンインは奈緒の肩を両手で支え、目を見つめて言った。
「うん……どうしたらいい?」
そう聞いたものの、奈緒の中で答えは出ていた。ジュンインが返事をする前に、奈緒はゆっくりと視線を下ろし、ジュンインのスウェットを下ろし始めた。「今だけは春人のことは忘れる」そんな決意を胸にして。